令和7年5月27日、球磨村は千葉県匝瑳市、匝瑳みらい株式会社、株式会社球磨村森電力と「地域脱炭素に関する連携協定」を締結しました。
匝瑳市の地域脱炭素に関する取り組みについて
千葉県匝瑳市は、令和5年11月に脱炭素先行地域として認定され、共同提案者であり匝瑳市内の地域の発電事業者である匝瑳みらい株式会社等と連携しながら脱炭素に向けた取組みを進めています。施設への太陽光発電設備の導入や市で盛んに生産されている植木から排出される剪定枝を燃料として活用するバイオマスボイラーの導入や剪定枝、放置竹林の竹等からバイオ炭を製造し、土壌改良剤としての活用によるCO2の農地貯留などを計画されており、特に匝瑳市内で大規模に実施されているソーラーシェアリングについては、水田に展開していくこととしています。更に農福・防災連携の取組みによる高齢者の雇用確保や市街地でのレジリエンス強化、営農型SSの研究・人材育成を行うソーラーシェアリング・アカデミー事業の実施により、農業振興による関係・交流人口増加と移住・定住の促進を進めています。
千葉県匝瑳市の地域脱炭素に関する取組み(こちらをクリック
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球磨村の地域脱炭素に関する取り組みについて
球磨村は、令和4年4月に脱炭素先行地域として、認定され、共同提案者であり球磨村内の地域新電力会社である株式会社球磨村森電力及び球磨村森林組合と連携しながら脱炭素に向けた取組みを進めています。村内全域と住生活エリア(災害公営住宅等の大規模整備が行われる総合運動公園一体)の民生需要家及び全公共施設等にできる限り自家消費型太陽光・蓄電池を導入するとともに、荒廃農地や林地等を活用したソーラーシェアリング等による電力等の供給や林業加工施設など産業部門の脱炭素化を図ることで、令和2年7月豪雨からの復興に合わせたレジリエンス強化や地域コミュニティの維持・活性化や地域の非常用電源の確保を進めています。
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連携協定について
今回の連携をとおし、事業を推進するにあたり、相互に緊密な情報共有や連携を行い、地域脱炭素の実現性をより高め、国の目指す脱炭素ドミノに向けて連携していきます。
主な連携内容
- 脱炭素先行地域づくり事業の推進に関すること
- オンサイトPPA太陽光発電及びオフサイトPPA太陽光発電の設置や開発に関すること
- 営農ソーラーシェアリング事業に係る技術連携及び共同調達に関すること
- ソーラーシェアリング・アカデミーに関すること
- その他、地域脱炭素の推進に関すること
地域脱炭素に関する連携協定書(
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